朝起きた時に感じる首の痛みやこり、疲労感。その原因は、もしかしたら毎日使っている枕にあるのかもしれません。
枕は自分の体にあったものを選ぶことで、首や体への負担を軽減できます。
今回は、首が痛い方のためのおすすめの枕の選び方をご紹介いたします。
まずは、首が痛い原因から確認していきましょう。
寝起きの首の痛みの原因は枕の高さと関係している?
起床時に首の痛みやこりの症状を感じる場合は、枕が合っていない可能性があります。
枕が高すぎると背骨のカーブが急なものになり、頸椎が圧迫されます。
睡眠時の首への負担が大きくなり、周囲の筋肉が緊張状態に。
そしてその状態が長く続くと、寝起きに肩や首に痛みが生じて翌朝の不快感に繋がります。
また、逆に枕が低すぎると頸椎が逆U字カーブのようになってしまいます。
高すぎる枕の時と同様に頸椎や首周りの筋肉に負担を掛けて、首の痛みの原因となります。
首に負担をかけない理想的な枕の高さと素材の条件とは?
枕の高さは、仰向けに眠る場合は、顔面の仰角(おでこから鼻のライン)がおよそ5度になるような高さが理想的です。
横向きに眠る場合には「背骨がまっすぐになるくらいの高さ」が望ましいとされています。
また、素材の条件としては「体圧分散性」が高いことが挙げられます。
体圧分散性とは特定の部位にかかりやすい負担を全体に分散させ、負担を軽減させる能力のことを言います。
例えば、低反発素材は頭や肩にフィットして、体重をより広い範囲に分散させてくれるので、枕の素材の中でも体圧分散性に優れていると言えるでしょう。
MyComfortでは、低反発素材で高さ調整もできる、首に負担をかけない枕もご用意しております。
体や首にフィットしない枕を使い続けるとどうなる?
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ストレートネック
本来ならば頸椎は30度から40度ほど湾曲しています。
しかし体や首に合わない枕を使い続けることで、その頸椎の湾曲がまっすぐになってしまうことがあります。
その状態を「ストレートネック」と呼びます。
ストレートネックになると頭の重さを頸部だけで支えるようになり、首への負担が増え、睡眠時に首の痛みが生じやすくなります。
睡眠時の痛みだけなでなく、ストレートネックの状態が続くと頭痛や片頭痛、手足のしびれの原因となることも。
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睡眠時無呼吸症候群
高すぎる枕を無理して使っていると、気道が狭くなりやすく睡眠中に一時的に無呼吸状態が発生することがあります。
呼吸が止まってしまうため、脳が覚醒して睡眠の質が低下します。
大きな事故の原因になることや、循環器にも負担が掛かるリスクが高まります。
枕が合っていないと、このようなリスクを高めてしまうこともあるので気を付けましょう。